某、銀と申します。~株式相場の練習帳~

相場の荒波に飲まれて溺死しないよう、波打ち際でビート板修行中。

そんなに金が欲しいのか。

何故にお金が欲しいのか。

 

実は自分のためもあるかもしれませんが家族のためですね。

ちょっと場帳更新も落ち着いたのでどこにでもあるような身の上話でもするか。

 

父は自分が小学校に上がってすぐに亡くなった。

そのせいか父に関する記憶や思い出がないといっても過言ではない。

 

それまで住んでいた家を売却し、母の実家のある九州へと引っ越した。

 

自分は兄や姉と比べて病弱で持病の喘息でしょっちゅう入院退院を繰り返していた。

 

発作が起こるたびに母はどんなに夜中だろうと病院へ連れて行ってくれた。

今と違って医療費がただという現在のような恵まれた環境だったわけでもないため通院のたびにお金がかかり入院の費用が一回につき10万前後か長期にわたる場合はそれ以上掛かっていたことも…。

 

それでも母は苦しい顔一つせず、いつも自分たちに笑顔を振りまいていた。

どれだけ自分が苦しくても。

 

後から聞かされたのだが、母は父親が亡くなった時の気苦労で体調があまりすぐれず、自分自身の体調がすぐれないことを常に気にしており、万が一父親に続き自分までも何かあったら大変だと常に思っていたそうだ。

弱り目に祟り目…。

 

子供が体が弱くしょっちゅう入退院をするため勤め人は無理だと考えた母は独立して家を売却した資金の一部で家を借りその一部に小さな店舗を構えた。

女手一つで知らない土地で新たにゼロから出発した。

 夜中に起きてみると部屋の明かりがついている。

眠い目をこすりながら部屋をのぞいてみると母が頭を抱えながら電卓を叩いていた。

「あら?起きたの?ごめんね」

「遅くまで大変だね。無理しないでね」

「ありがとう」

ちょっと疲れた顔をしていたがいつもの笑顔を見せてくれた。

本当に朝から晩まで働き詰めだった。

 

そんなところを知ってか知らずか親戚の一部が金の無心をしてきた。

金の無心をしに来るときはなぜか自分たちにおもちゃを買ってきてしばらく遊びその後、

「息子が車買うからちょっと貸して」

「息子が就職したの、引越しの家具を買うからお金貸して」

「あーだこーだあーだこーだ。」

と金の無心をしまくっていたのを覚えている。

おもちゃを買ってくれる親戚は自分にとってはありがたい存在に見えていた。

自分としてはおもちゃが増えるのがうれしかった。

そこまで経済的に裕福ではなかったため、幼心ながら非常にうれしかったのを覚えている。

 

ただ、その時点でそれが彼らの常とう手段とは知る由もなかったが。

 

一方、母の商売の方もお客さんがどんどん増えていった。増えていく一方でツケ払いにする客も増えていった。

 

 

それでも一部の客は売掛にしてトンズラしたり、逆切れして罵声を浴びせながら一万円札を叩きつけて帰って行ったり(笑)売掛の一部にしかなっていないのに。

母は笑顔でお礼を言っていたが…。

 

結局金を無心した親戚は母が子供の学費のために契約していた保険も解約、定期預金もすべて解約させてお金を引っ張り家の売却代金と合わせて数千万円引っかけた後トンずらして行方知れず。

後から聞いた話全額パチンコやギャンブルで摩ったらしい。笑えねえぇ。 

 

運転資金を大幅に持っていかれて在庫の回転ができなくなった母の店は次第に業績が悪くなっていった。

働いても働いても…追いつかない自転車操業状態。

母は口癖のように「お金に追い回されないとこへ行きたい」と言っていた。

 

売掛で踏み倒した客は一部私が恐怖の内容証明郵便を送りまくって8割がた回収した。

残り二割は回収しても損失拡大しそうなところばかりだった。

 

時は流れて母は60歳、私は30歳の時に店をたたむことになった。

店をたたむときは本当にトントンだった。

損害が出なかったのは運がよかったのかもしれない。

 

 

期日になっても金を払わない人間は誠意がない。

必ず返しますといって返さない。

もう少し待ってくださいと自分の都合ばかり優先させる。

どっちが残酷?

 

自分は借りたものを返さない、支払いしなきゃいけないものを支払わないほうが悪だと思うね。

メリットや利益だけを享受して相手には対価を支払わない。

 

こちらから連絡しない限りしてこない、

催促されてものらりくらり、

事情があるなら自分から期日に支払えそうにないのなら期日前に相談をするという人間はゼロだ。

 

そんなことを平気でする人間は相手の人生なんて関係ないのだ。

あんたが借りている金だって誰かのカネだ。

誰かが自分の時間を、すなわち人生を、自分という存在をカネに替えたものだ。

 

今となってはそんな屑どもに直接的に制裁を下すなんて馬鹿らしい。

これ以上母の人生に屑共を関わらせたくもない。

 

どれだけの苦痛を味わってきたか。

どれだけの屈辱を味わってきたか。

どれほど家族の人生を狂わせてきたか。

 

子供の時には力がなく、母を守るすべはなかったが、今は違う。

何とか、年収も平均より少し多い。

だがまだまだ力が必要だ。

 

社会人になった記念に買ったバイクのローンも終わり現在支払中のローンも無し…嫁もなし…( ;∀;)

 

あとは…虎の子資金を貯めながら攻めるのみ。

 

だから目指す。

常人の到達できない領域を。

 

とはいっても、家族で人並以上に楽しい思い出を享受するのみだけどね(笑)

 

家族がいるなら楽しみ倍増、悲しみ半減。

お金があるならさらにその楽しみは倍増すると思う。

 

自由があれば家族と過ごす時間も増えるしね(笑)

サラリーマンって奴隷だけど意外と気楽なもんです←時間の無駄が多いが。

 

自由と選択肢と安全を手に入れる。

そのためには金が必要だ。

 

株は手段で目的はお金。

グラフが好きという変な嗜好の持ち主である私にはぴったりのやり方だと思う。

 

 

ドヘタですがね。

でもちょっとずつでも目標に近づけるならどんな苦労も厭わないけどね。

 母はそんな私の心を知ってか知らずか、株を始めると言ったら2つ返事で、

「やりたいことをやりなさい。今まで散々我慢させてきたから」と言われた。

 

…利益が出たらまたどっか連れていくか(笑)

 

 

ん?

 

 

 

読み返してみると結構私てザコンやな。

 

 

ああ。

公言しよう。

お気づきの方もいらっしゃると思いますが。

声を大にして私は言わせてもらう。

 

銀は極度のドえらいマザコンです!(゚∀゚)

熱海行くときもこっそり連れて行ってますよ。

 

母は御年67歳。

今は私が稼いだ株の利益の一部でささやかなぜいたくをさせています。

つってもちょっと外食したりするぐらいだけど。

 

 

生きているときにしか親孝行できんからな(笑)

 豪華な葬儀も意味なし。

墓石に布団をかけるわけにもいかんしね(笑)

 

あ~場帳更新後のビールはうまい(爆)

今日はもう寝ます。

 

長くなった。

超猫提灯…利益((゚∀゚))ワーイ

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 猫次郎さんありがとう。

あなたのお蔭です。

 

…精進します(笑)