熊本南部での水害が甚大かつ深刻だ。
球磨川という急流下りで有名な河川の堤防が決壊したようだ。
あの辺りで夏になると例年バイクでツーリングをしていた。
球磨川沿いにずーっと道路があり、川の水が透き通っていて夏のうだるような暑さを、川面からひんやりとした風が心地よく、何度もバイクで走った経験があったために悲しくて仕方がない。
私も熊本に住んでいて県北部なので今回の水害には遭遇しなかったものの、数年前の北部豪雨の際は被災地域に住んでいたため憂き目を見た。
その後に熊本地震に遭ったため各地で災害が起きると他人事とは思えない。
一瞬にしてすべての日常が奪われるという経験をしているからかもしれない。
通じない電話、当たり前のように出ていた水道が出なくなる、長期にわたる停電、暖かい布団と食事がない…。
すべてが一瞬。
日常が非日常であることを思い知らされる。
時間がたつごとに状況は悪くなるし、嫌なニュースも日に日に増えていく。
今回コロナの関係もあり、避難所とはいえ不安の度合いは相当なものになると思う。
なんとしてでも生き延びてほしいと切に祈っています。