ああ、また自分の人生を切り売りしてしまった。
今のご時世仕事あるだけまだましとはいうものの、相場という美しく残酷な世界を知ってしまった以上サラリーマンとして生きていくよりも相場師として生きていきたい自分がいる。
今回のコロナショックは空売りで猫次郎さんの提灯で恐る恐る仕掛けた。
不思議なことに連日連勝で9984、4651で数日で月給以上取れたものの、その後の戻り相場でも空売を仕掛けては踏み上げ、仕掛けては踏み上げを何度もくらい、資金の25パーセントを失った。
所詮は僥倖を願うだけの当てモノ売買。
玉の操作技術は無いし、道具も全然揃えてない。
相場の本を読んだだけで何一つ実行していなかった。
このままでは絶対生き残れない。
ある日猫次郎さんのブログにて場帳の販売があるときいて飛びついた。
場帳見本に銘柄リストもあるときき、気づいたらメールと振込を完了していた。
2000枚もの場帳が届いた時、あまりの多さに正直ビビった。
でもやるしかない。
何のため?
普通に会社員してりゃそこそこのくらしも出来るし信用もある。
けど、それじゃ駄目なんだ。
会社なんか、人の人生を買い叩いてその鞘で利益を出す。
業績が傾いたら平気で従業員をクビにしたり給料を容赦なく下げたりして裏切る。
国は国で源泉徴収という搾取システムで税金を絞りとったあと、残ったお金で生活するように強要してくる。
更に絞りとられた後のお金を生活で使えば容赦なくさらに税金を掠めていく。
私は国家や会社の家畜であり奴隷であり、安定という餌を元にローンを組ませ太らせて喰われる存在。
いやだね。
そんな人生。
求めるのは値札を気にせず時間を気にせず場所も気にしない。
ありとあらゆる自由。
命ある限り死ぬ以外の自由を求めて具現したい。
読書と場帳記入が今の私にとっての一縷の望み。